サンゴが消える日~造礁職人、金城浩二の挑戦~
http://www.qab.co.jp/coral-disappears/index.html
大晦日に報道されたこのドキュメンタリー番組は
かなりショッキングでした。
沖縄本島の珊瑚は90%が壊滅状態
おそらくこのまま放っておけば2025年には全滅するだろうと。
これは温暖化だけの問題ではない。。。
96年に沖縄に帰って来た頃
宜野湾トロピカルビーチの出島周囲は珊瑚が非常に豊富で魚種も多かった
ブダイが沢山釣れたし、それで釣りを覚えた。
98年、ある日いつものように出かけたら、あたり一面真っ白。
何が起こっているのか全く知らず、潜ってみると珊瑚が皆白くなっている。
丁度、珊瑚細工のお土産店にいる様で。。。
その後、海水温の上昇による白化現象であることを知った。
翌年、潜ってみると枯れた珊瑚には藻が付着し魚の姿は殆どなかった。
翌年も翌年も再生はみられず、宇治泊の開発工事によると思われる
埃がいっぱい被っていた。(雨が続くとあたり一面茶色だったし。。。)
残念ながらカヤックに乗っていると更に、
沖縄本島の海が痛み、魚影が少ないことがわかる。
ナイチャーのDr.maeda氏は“魚影は絶対、内地のほうが濃いですよね。
今はリーフ内にイシミーバイさえ見えないですしね。。。“
神様はよく見てらっしゃるのか、マーフィーの法則とは確かに存在するのか。
金城浩二さんの番組を見た後、知り合いを通じて是非彼に会ってみたいと言ってたら
偶然、犬を連れて散歩している彼に出会った。
石西礁湖の白化もショッキングであった。
5年前にスノーケリングで元気な珊瑚をみていたので。。。
彼が番組で
“沖縄の本島より酷いね”と語ってた。
“あそこは潮通しがいいはずなのに。”と尋ねたら
“温暖化だけでなく、人災の可能性もありうるんですよ。“
おそらく、地元の行政や、メディアは認識しているんだろうけど
産業が優先なのか、公にしない。
“人の意識が変わらんとね~”
琉球鮎の再生活動も環境を改善しないと難しい。
しかし昭和のどぶ川の様だった多摩川が
人の意識の変化で、環境が改善され
最近は鮎が遡上してきたらしい。
復活は可能かもしれない、イヤ可能だと思う。。。
“僕も10年前は変人扱いされていたんですよ。
でも今は小学校でも環境教育を行うようになった。“と
我々の親父達の世代は開発ありきで環境の事など誰も気にとめなかった。
しかし今の我々若いお父さん世代は違うはず
”未来の子供達に向けて残してあげないと。。。“
我々は認識しているけど、何から行動してよいのかわからない。
彼は今後“パパのためのサンゴ教室”を開く予定らしい。
(可能ならゴールデンウィークまでに開きたいらしい)
まずは若いお父さんにサンゴを理解してもらい
啓蒙につなげたい。“と
これが後に公共事業優先の社会に変化をもたらすかもしれない。
ブログもプチメディアかもしれない、何らかの広報ができればと。
まずはできることから。
宜野湾の元気なサンゴ達(昨夏)
彼の活動に何かしら支援して行けたらいいと思う。
NPO法人アクアプラネットhttp://www.aqua-planet.org/
サンゴ礁を次世代へhttp://seaseed.ti-da.net/
有限会社”海の種”http://www.seaseed.com/
関連記事